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「香十徳」は北宋の詩人、黄庭堅によって香の効能が記された漢詩で、日本では「一休さん」の説話でも知られる一休宗純によって広められました。「香十徳」の内容は下記のとおりです。
1.感格鬼神(かんかくきじん) 感は鬼神に格り
2.清浄心身(しょうじょうしんじん) 心身を清浄とす
3.能除汚穢(のうじょおえ) 能く汚穢を除き
4.能覚睡眠(のうかくすいみん) 能く睡眠を覚ます
5.静中為友(せいちゅうじょうゆう) 静中に友と為り
6.塵裡偸閑(じんりゆかん) 塵裡に閑を偸む
7.多而不厭(たじふえん) 多くして厭ならず
8.寡而為足(かにいそく) 寡にして足りる
9.久蔵不朽(きゅうぞうふきゅう) 久しく蔵にありて朽ちることがなく
10.常用無障(じょうようむしょう) 常に用いて障りがない
「感覚を研ぎ澄まし、心身を清らかにし、よく穢れを取り除き、よく眠りを覚まし、静けさの中に安らぎをもたらし、忙しい時にも心を和ませる、多くても邪魔にならず、少なくても十分に足りる、年月を経ても朽ちず、常に用いても障りはない」